今回の記事はこんな人にオススメ↓
目次
この記事は音声でも聞けます
この記事に書いていない、感情を消化する方法、「エクスプレッシブライティング」を音声で紹介しています↓
男性に怖い思いをさせられた女性は多い
以下、嫌な気分になってしまう人もいるかもしれないので、閲覧注意
トラウマが深刻な場合はぜひ、プロのカウンセラーさんに頼ってくださいね。
みなさんは、知らない男性に怖い思いをさせられたことがありますか?
夜道に家までつけられたり、電車で痴漢されたり、盗撮されたり、露出狂にあったり、お風呂をのぞかれたり、電話で変なことを言われたり…
残念なことに、日本にいる多くの女性が経験があることなんじゃないかなと、思います。
悲しいですが、1度も経験したことのない女性のほうが珍しいのかもしれません。
この記事によると、約7割の女性が男性による被害を受けているそうです↓
BuzzFeed: 女性の7割が電車や道路でハラスメントを経験。「実態調査」でわかったことこういった経験って、女性にとっては物凄く恐怖を感じること。
でも、「よくあることだから」「大事にいたらなくて良かったから」「もっと深刻な被害にあっている女性もいるから」
という理由で、自分が経験した怖い思いを軽んじないほうがいいなと思うんです。
もっと深刻に捉えたほうがいい。
なぜかというと、 男性に怖い思いをさせられたことを軽んじて自分の心のケアをしないと、
消化されなかったネガティブな感情が私たちの人生に悪影響を及ぼしてしまうかもしれないからです。
知らない人に好かれるのが大嫌いだった私
Photo by Priscilla Du Preez on Unsplash
ここからは私の話になりますが、
アメリカでは日本人はとてもモテます。
なので学生時代は「日本人」というだけで、よく知らない男の子からも好かれることが多かったんです。
こんな状況なら、モテ期を楽しめばいいと思うのですが、私は知らない人から好かれるのが嫌で嫌で仕方なかったんです。
嫌すぎて、左手の薬指にフェイクの指輪をして、彼氏がいなくても彼氏がいるふりをしていました。
この頃は英語も上手じゃなかったし、はっきりNOと言えなかったので、本当にストレスでした。
どうしてこんなに嫌なのか?と自問自答して、
「きっと、表面的なところで人に好かれるのが嫌なんだな。本当の自分を知ってもらってから、好かれたいんだ。」
って結論を出して、そうだと思い込んでいました。
でも実際は、そんな表面的な問題じゃなかったんです。
もっと心の奥にある問題でした。
トリガーになる出来事で、ネガティブな感情が浮上してきた
それで最近また、学生の頃と同じように謎の嫌な気分を味合う出来事が起きたんです。
知らない人に好かれて、グイグイ来られるという経験をしました。
それで、その知らない人は特に失礼なことをしてるわけでもないのに、私は異常なほど反応してしまったんです。
怖くて怖くて、とっても嫌な気分になりました。
その出来事を前向きに捉えようとしても全然ダメ。
3日間くらいモヤモヤして嫌な気分が続きました。
その時に、ここで紹介した「感情のクリーニング」という方法を試してみたんです↓
感情のクリーニングをしているうちに、小学生、中学生、高校生の時に経験した嫌な体験をどんどん思い出したんです。
知らない男の人が家までつけてきて家の前で話しかけられたり、高校の通学途中や電車で露出狂に遭遇したことが頭の中に出てきました。
そこでやっと、私が知らない人に好かれるのが嫌いな理由が理解できました!
日本の学生時代に経験した怖い感情が未消化のままだったから、
知らない男性に好かれる状況になると、その状況がトリガー(引き金)となって私に嫌な感情を起こさせていたんです。
ネガティブな感情は自分の中に眠っている
感情のクリーニングをしていると、自分の中にあるなんて知らなかった思いが次々と出てきました。
「知らない人がついてきて、本当に怖い!」って恐怖の感情も出てきたし、
「どうして私や女友達たちが怖い思いをしなきゃいけないんだ!」
「どうして男たちの欲を満たすために、女性がモノみたいに扱われなきゃいけないんだ!そんなの不公平!」
「女はお前らが好き勝手にしていいモノじゃない!ふざけんな!」っていう怒りの感情も出てきました。
恐怖や怒りの感情を一通り感じきって、感情のクリーニングのプロセスを終えると、びっくりするほどスッキリしたんです。
もう嫌なモヤモヤはキレイさっぱり消えていました。
lこんなに激しい感情が自分の中で10年間も、20年間も眠っていたことに驚きました。
私はこんなネガティブな感情を抱えながら生きてきてたんですね。
そして私だけではなく多くの人が同じく、ネガティブな感情を何年も抱えているんだと思います。
消化できてない感情をクリーニングしよう
Photo by Zach Reiner on Unsplash
感情は感じきると消える、と言われています。
でも私のように、怖い思いをしても「よくあることだし」「もっと深刻な被害にあった人もいるし」と自分の感じた感情を軽んじていると、感情を感じきることができません。
感情が消化できてないので、その未消化の感情は私たちの心の奥底に眠ったままになるんです。
そして同じような状況に遭遇した時に、未消化の感情が浮かび上がってきて私たちを苦しめ続けます。
という訳で、自分では理解できない嫌な感情が出てきたときは、感情のクリーニングをしてみるのをオススメします。
被害が小さいとか大きいとか、関係ないんです。
周りの人が、「そんなの大したことないよ、よくあることだよ」「それだけで済んで良かったよ」と言ったとしても、自分が恐怖を感じたなら、それは大ごと。
大切なのは、自分がどう感じたのか。
どれだけ嫌だったのか。
少しでも嫌だったことは、なんでも真剣に向き合うべき問題です。
自分の心のケアをしてあげるべきです。
(深刻な被害にあって深いトラウマになってる女性は、できればプロのカウンセラーに相談したほうがいいと思います)
(アメリカだと、すぐカウンセラーに頼る文化があります)
自分ではトラウマになってると思ってないことが、実はトラウマになってるケースって多そうです。
私は知らない男性に家までつけられたり、露出狂に出会ったことは、笑い話にしちゃうくらい気にしてませんでした…
でも実際は、小学生、中学生、高校生の自分にとって本当に怖い出来事だったんですよね。
そんな怖い出来事を経験した自分に今まで向き合ってあげれてなくて、自分がかわいそうだったな、と申し訳なく思いました。
どうして私は男性に怖い思いをさせられたことを軽んじてしまったのでしょうか?
それは、日本の社会のあり方が大きく関係しています。
次に続く↓
「痴漢にあう」のが珍しくない日本社会はヤバイ
知らない男性に痴漢や盗撮される、家までつけられるなどの怖い出来事が「よくあることだよ」で片付けられてしまう日本の社会ってヤバいんじゃない?
って改めて思いました。
「痴漢にあうのが普通」って感覚って、かなりおかしくない?と日本に危機感を覚えます。
女性がお風呂に入ってるのをのぞくシーンが漫画やアニメでよくあるけど、そういうの小さい男の子たちに見せていいの?
男の子たちは、お風呂のぞくのが普通だと思っちゃうんじゃないの?
それって、お風呂をのぞかれた女の子が経験する恐怖を軽んじない?とも疑問に思いました。
高校の合宿で女湯の露天風呂をのぞいた先輩たちがいたらしいですが、こういう行為ってマンガ、アニメの影響がかなり大きいんじゃないかな…
しかも怖いのが、のぞきをした先輩たちは普通に優しい感じの人たちだったってこと。
でも「ノリ」で高校合宿の思い出作りに、露天風呂をみんなでのぞいてたんだと思う…
女性側の気持ちは何も考えずに、自分たちが楽しむためにしたんでしょうね。
そのときにのぞかれた女の子たちは、
この先に露天風呂に入るたびに「またのぞかれてないかな?」って不安になるかもしれないのに…
一生の傷になるかもしれないのに…
今の日本文化の「普通」を疑った方がいいのかもしれません。
女性を人間としてではなく、「性」として見る日本文化についてはワーママはるさんのVOICYが勉強になりました↓
自分だけは自分を大切にしてあげよう
Photo by Giulia Bertelli on Unsplash
もし、みなさんが男性に怖い思いをさせられたことがあるなら、まだ未消化の感情がありそうなら…
怖い経験をした過去の自分に「本当に怖かったね」「嫌だったよね、不公平だよね」って話しかけて、感情を認めてあげてほしいです。
「今まで無視してごめんね」って謝ってあげてもいいかもしれません。
そして、さらに感情のクリーニングをするのをオススメします。
上の記事の方法が合わない場合は、他にも感情のクリーニングをする方法があるようなので他の方法を探して試すのもいいと思います。
ネガティブな感情を手放して、今よりもっと自由に幸せに生きられる女性が増えることを願っています✨
いつも読んでくれてありがとう!
ネガティブな感情を解消して、今まで軽く羽ばたけるような一週間になることを願ってます🕊
自分で自分を大切にしていきましょう💕