今回の記事はこんな人にオススメ↓
目次
インナーチャイルドとは
インナーチャイルドは、「内なる子ども」という意味です。
インナーチャイルドは、
あなたが命を授かり、
お母さんのお腹の中にいたとき
↓
赤ちゃん
↓
子ども
↓
思春期
まで、存在していたあなたの一部です。
インナーチャイルドは、幼少期の良い思い出も
悲しい思い出も覚えています。
例えば、
・親は仕事で忙しかったから、甘えたいのに甘えられなかった
・弟、妹のために、お姉ちゃんだからと我慢しなくてはいけなかった
・言いたいことを言ったら、怒られて悲しかった
などの出来事で感じた気持ちを覚えているんです。
あなたの中にもインナーチャイルドがいるし、私の中にもいる。
誰にでもいます。
インナーチャイルドが傷ついていると…
インナーチャイルドが傷ついていると、
大人になってから人生に悪影響を与えることがあります。
傷ついたインナーチャイルドが引き起こす症状の例
- 自己肯定感が低い
- 孤独を感じやすい
- 自己否定をしすぎる
- 人間関係を築きにくい
- 良い人を演じる
- コンプレックスを感じる
- 感情を出せない
- 人の世話をしすぎる
- 自己中心的になる
- 問題から逃げてばかりいる
・恋愛、夫婦関係、人間関係が上手くいかない
・好きなことに怖くてチャレンジできない
・人に心を開けない、人が信じられない
などの、あなたの悩みの根本的な原因は
傷ついたインナーチャイルドかもしれない。
妊娠中に傷ついたインナーチャイルドが訴えかけてきた
私はインナーチャイルドの専門家でもなんでもないのですが、
そんな私でも、妊娠中に自分でインナーチャイルドを癒すことができました。
その経験をシェアしたいと思います。
妊娠と出産は心と身体のデトックスと言われています。
(子育てをする準備なんでしょうね)
私は妊娠中に心のデトックスを体験して、本当だなと思いました。
妊娠中、眠りにつこうとしていると、
小さい頃に感じた悲しい気持ちが出てくることが何度かありました。
30年ぐらい前のことで、
今まですっかり忘れていたことを急に思い出して悲しくなって、涙が出てくるんです。驚きました!
例えば、
幼稚園で他の子はお弁当を持ってきて食べているのに、
私はお弁当がない子がもらえるパンを食べていて、悲しかったこと。
(母は仕事をしていて忙しかったので、お弁当が作れない日があった)
本当は私もお母さんが作ったお弁当が良かったけど、
子どもながらに母を気遣って、
強がりながら「パンで良かった、パンが好きだから!」と言っていたときのこと。
大人になってからだと些細なことだと感じますが、
子どもの私たちは、このような小さなことでも傷ついていたんです。
他にも、
母は私を妊娠しているときに、父と離婚危機ぐらいの大喧嘩をしたそうなのですが、
そのときに父が「その子を堕ろせ!」と口走ったそうなんです。
もちろん、怒りに身をまかせて言ってしまったことで、本気ではなかったと思います。
(父は愛情表現は下手だったけど、愛情は持ってる人だった)
でもお腹の中にいて、
これから頑張って生まれようとしてくる赤ちゃんにとって、
親に「死ね!」と同然のことを言われたら…とても大きな心の傷になりますよね
(胎内記憶といって、お母さんのお腹の中にいるときの記憶は残っているという説があります)
胎内にいたときに私のインナーチャイルドが傷ついたのか、
それともこの話を聞いたときに傷ついたのかわかりませんが、
とにかくこの出来事で私のインナーチャイルドはとても傷ついていたことに気づきました。
私は父に対して感じていた怒りや嫌悪感を感じていたのですが、
この出来事が原因の一つかもしれません。
父に対する怒りや嫌悪感が減らせた話↓
【気持ちが少し楽になる】親を許せるようになる考え方このような小さな傷から大きな傷まで、
今まですっかり忘れていたことだったのに、
妊娠中に浮かび上がってきました。
私のインナーチャイルドが深く傷ついた出来事だったので、
子どもの私が「傷ついている私に気づいて〜!癒して〜!無視しないで!」
と心の中で訴えかけてきたんですね。
自分でインナーチャイルドを癒す方法
- 1. 幼少期に傷ついたことを思い出したら、向き合う
傷ついたインナーチャイルドは、
私のように妊娠中に「気づいて〜」と出てくることもあれば、
日常生活の出来事がきっかけとなって出てくることもあります。
自然に思い出すのを待ってもいいし、
「0歳から思春期までに経験した嫌なことってなんだろう?」と積極的に思い出してもいいです。
インナーチャイルドが傷ついた出来事を思い出すと、
ネガティブな感情ももれなくついてきます。
こういうネガティブな気持ちが湧き上がってきたときに、
TVを見たり、スマホで動画みたり、お酒を飲んだり、友達に電話したり、食べたりして、
気を紛らわそうとしがちです。
悲しい感情に向き合うって、辛い。
でも、ここで勇気を出して向き合います。
向き合わないと、またなにかがきっかけとなって、
同じ感情が繰り返し湧き上がってきますから。
何度も何度も嫌な思いをするよりも、一度ちゃんと向き合うほうが楽です。
- 2. ネガティブな感情を思いっきり感じる
感情はとことん感じ切ると消える、と言われています。
ネガティブな感情に向き合うと決めたら、その感情を思いっきり感じてみます。
ということで、
母の胎内にいるときに、父に「堕ろせ!」と言われて悲しかった気持ちが湧き上がってきたときに、
私はその悲しい感情に思いっきり浸ってみることに。
涙がポロポロ出てくるのを止めようともせず、号泣!
うわーん、悲しいよー!なんでそんなひどいこと言うんだよー!
とむせび泣きました。
- 3. 子どもの頃の自分に共感してあげる
ネガティブな気分になっているとき、
友達に「そうだったんだ…それは辛かったね、大変だったね」と共感してもらえるだけで、心が救われますよね。
同じことをインナーチャイルドにもしてあげましょう。
私は一通り泣いて落ち着いてきたら、
泣いている子どもの自分をイメージして、
「本当に悲しかったね。嫌だったよね。傷ついたよね。」と共感する言葉を頭の中でかけてあげました。
- 4. セルフハグなど、いたわりのタッチをしてみる
子ども、パートナー、友達が苦しんでいるときに、頭をヨシヨシしたり、背中をさすったり、抱きしめてあげたくなりますよね。
そういったボディタッチは心を癒す作用があります。
同じように、自分自身に優しいボディタッチをしてあげましょう。
最初はバカらしく思えてしまいますが、
自分自身への「いたわりのタッチ」はストレスを減らす効果があると、科学的に証明されています。ぜひトライしてくださいね。
自分自身へのいたわりのタッチの例
・セルフハグ
・右手で左手を優しくにぎる
・心臓に手を当てる
・両頬を両手でさわる
効果があるセルフタッチは人それぞれ。
自分が心地よいなと思うものをするのがいちばんです。
私はこれをセルフ・コンパッション(自分への思いやり)のクラスで勉強していたので、自分の頭をヨシヨシしてあげました。
日本でも受講できるクラス↓
- 5. 周りの人の立場に立ってみる
これは無理にやらなくてもOK。
自分の気持ちが楽になりそうならやってみてください。
インナーチャイルドの気持ちに十分共感してあげた後に、親、兄弟、先生、親戚など、自分を傷つけた人たちの立場に立ってみます。
両親だって、カンペキではありません。人間だから、間違います。
子どもの自分にはわからなかったけど、大人になった自分なら理解しやすいはず。
両親の両親だって、カンペキじゃなかった。
愛情表現を学べなかったから、あなたを傷つける言動をしてしまったのかもしれない。
「傷ついた人は、人を傷つける」と言います。
あなたを傷つけた人は、同じように傷ついていたのかもしれません。
インナーチャイルドが傷ついた原因は、
「自分は愛されていないのかも」「自分は愛される価値のない子なのかも」と感じてしまったこと。
周りの人の立場に立つと、愛されていなかったのではなくて、
周りの人の未熟さや、環境が原因で、仕方がなくそう感じてしまったのがわかってきます。
「お母さんもあなたを愛したかったけど、お母さんも両親から学べなかったから、表現方法がわからなかっただけなんだよ」
「あなたを育てるために一生懸命お金を稼いでいたから、仕事で忙しくてあなたにかまってあげられなかったんだね」
「お父さんの心は不安でいっぱいだったから、あなたにあんな言葉をかけてしまったんだね。お父さんも辛かったんだね」
「お母さんは妹を育てることや家事に必死で、あなたが我慢してることに気づかなかったんだね。お母さんも大変だったたんだね」
こんな言葉をインナーチャイルドにかけてあげると、気持ちが楽になるかもしれません。
- 6. インナーチャイルドを全肯定する
インナーチャイルドが傷ついた原因は、
「自分は愛されていないのかも」「自分は愛される価値のない子なのかも」と感じてしまったこと。
だから、
インナーチャイルドがいちばん求めているのが愛。
愛されている存在、愛される価値がある存在だということを認めてほしいんです。
「お母さんのことを喜ばそうとして、偉かったね」
「ありのままのあなたでいていいんだよ。もう「いい子」になろうとしなくていいんだよ」
「あなたは望まれて生まれてきたんだよ」
「生まれてきてくれてありがとう」
「あなたはみんなに愛されてるんだよ」
「あなたの存在がみんなを幸せにしているんだよ」
「あなたは素晴らしい存在なんだよ」
と、傷ついた子どもの自分を全肯定する言葉をかけてあげましょう。
あなたが普段、周りの人からかけてもらいたい言葉をインナーチャイルドにかけてあげます。
今まで、傷ついていたインナーチャイルドをほったらかしていたことを謝るのもいいです。
「今まで気づいてあげられなくてごめんね」
「我慢させてごめんね」
「あなたをいちばんに大切にしてあげれなくてごめんね。他の人を優先してごめんね」
私も、子どもの自分を全肯定する言葉をかけてあげました。
そうすると、心がじわーっとあったかくなった…。
自分が自分の愛を受け取った感覚になったんです。
気持ちがスッキリ!
清々しい、晴れ晴れした気持ちになることができました。
これがインナーチャイルドが癒されたって感覚かー!と感じた瞬間でした。
終わりに
妊娠するまでの34年間も傷ついたインナーチャイルドに気づいてあげれてなくて、かわいそうだったな…。
多分、今までも何度も「私に気づいてー!泣いてるよ、話を聞いてよ」と訴えかけてきてたと思うんです。
でも、向き合わずに無視しちゃってたんですね。
今でもまだ、赤ちゃん〜思春期までの傷ついた出来事がいっぱいあるはずです。
だから私のインナーチャイルドは完全には癒されてない。
ですが、確実に癒されていると実感しています。
その証拠に、私の自己肯定感は少しずつ上がっています。
自分のことが前よりも好きになっているし、自分を責めることも減りました。
前は恥ずかしくて人には言えないと感じていたことが、言えるようになりました。
(人の目が前よりも気にならなくなった)
傷つけられて許せない気持ちを手放せて、前よりも許せるようになりました。
自分は愛をいっぱい受け取っていい人間なんだという気持ちが増して、
人からの愛情を前よりも受け取れるようになりました。
周りの人にもっと愛情を注げるようになりました。
インナーチャイルドを癒せば癒すほど、生きやすくなる。
周りの人を愛せる自分になるし、愛を受け取れる自分になる。
インナーチャイルドがまったく傷ついていない人なんていません。
幸せな幼少期を送ってきた、と思っていた私ですら、傷ついていましたし。
ぜひ、あなたのインナーチャイルドにも耳を傾けてあげてくださいね。
あなたに気づいてもらうのを待ってますよ。
読んでくれてありがとう!
あなたも私も、インナーチャイルドを癒して、愛に溢れた人生を送れますように
アメリカから愛をこめて…
サオリ・ジョーンズ
雑談コーナー
お久しぶりです!最近はインスタの方に力を入れているので、ブログの更新があまりできずにいるサオリです子育てをしていると、時間があっ!という間に過ぎていくんですね〜。
今まで私の苦手分野だった、優先順位をつけて行動する良い練習になってます目標は子育てをしつつ、毎日4時間はブログ、インスタ、セッション、セミナーの準備、コーチングや心理学の勉強をすること
楽しく夢中になっていきます〜!