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ニュースを見れば見るほど、知識が偏ってしまう理由【ニュースダイエット】

by Saori

Hello✨アメリカ在住ブロガーのサオリ・ジョーンズ(@kimagure_nomad)です。

旦那さんと1年に数ヶ月、きまぐれに海外ノマド生活をしています。

拠点のジョージア州アトランタ郊外にある、カフェからお届けしています☺️

 

今回の記事はこんな人にオススメ↓

目次

ニュースを見れば見るほど、知識が偏ってしまう理由【ニュースダイエット】

新聞を読んでいる女性
Photo by Ludovica Dri on Unsplash

みなさんは最近、ニュースを見ていますか?

 

私は、ニュースは人生のプラスにならないと数年前に判断してから見ないようにしています。

 

 

そのおかげでコロナ禍でも心を乱されることなく、穏やかに幸せに暮らせています。

もしあなたが、コロナや犯罪に巻き込まれることに不安を感じながら日々過ごしているなら…

それはニュースを見ているからかもしれません😣

私たちが幸せに過ごすために『ニュースダイエット』は欠かせないと私は考えています☝️

 

なので、みなさんに『ニュースダイエット』について是非、知ってほしいです☺️

(中田敦彦さんがこの著者の他の本、“Think Smart”の要約動画を載せています。こちらも面白いです。)

今回の記事では、「ニュースダイエット」という本の内容を紹介します。

 

「ニュースダイエット」とは

「ニュース」をあなたの生活から完全に排除すること。 情報があふれる世界で、よりよく生きるための唯一の方法である。 ニュースは私たちの精神を鈍らせ、本当に重要なことから目をそらさせ、意志の力を麻痺させる。

ニュースダイエット – ロルフ・ドベリ

作者は断片的でネガティブに偏りがちな情報(ニュース)を得るよりも、

 

知識を体型的にまとめてある本や論文を読むことを勧めています。

 

すでにアマゾンで高評価をされている本ですが、この本はこれから更に注目を浴びていくでしょう。

世間に広く知られる前に、私たちはニュースダイエットを先取りしちゃいましょう✨

前回の記事のまとめ – ニュースを読むデメリット

今回の記事は

私たちはニュースで「リスク」を誤って評価してしまう

についてです。

私たちはニュースで「リスク」を誤って評価してしまう

テレビで飛行機の墜落事故を見ると、その後にしばらく飛行機に乗らないようにする人たちが多いそうです。

 

確かに乗るのが怖くなる気持ちはわかります。

 

 

でも実際に私たちが飛行機に乗って死亡する確率はかなーーーりまれ。

統計では0.0009%の確率で、

アメリカ国内の事故だと更に低く、0.000034%です。

(アメリカの国家運輸安全委員会の行った調査)

つまり、

飛行機の墜落事故をニュースで見たからと言って行動を変える必要はないわけです。

実際のところ、乗り物を利用するリスクは自動車の方がもっと高い。

 

飛行機に乗って死亡する確率は0.0009%に対し、
車に乗って死亡する確率は0.43%。

死亡するリスクを減らしたいなら…

飛行機に乗らないようにするよりも、自動車に乗らないようにしたほうが効果的。

 

でも、自動車事故が怖くて乗らないようにする人はなかなかいないでしょう。

 

 

 

このように、

私たちはニュースで「リスク」を誤って評価してしまうんです。

脳は「どぎついニュースに反応する」

じゃあ、どうしてテレビでは私たちが心配する必要のない飛行機事故をより取り上げて、

車の追突事故をあまり取り上げないのでしょうか?

それは…

メディアは私たちの脳が「どぎついニュース」に過度に反応することを知っているからです。

 

メディアのビジネスは、私たちの注意を引かないと成り立ちません。

なのでメディアは「どぎついニュース」を優先して取り扱っているんです。

私たちの「中枢神経系」は、

目に見えて、人間同士の話で、スキャンダラスで、センセーショナルで、衝撃的で、カラフルで、派手で、騒々しく、変化が激しく、意見を二分するような刺激に過度に反応する。

 

その一方、抽象的で、曖昧で、複雑で、多重構造になっていて、展開がゆっくりしていて、自分なりに解釈を加えなくてはならない情報にはあまり反応しない。

ニュースの生産者は、この近くのゆがみを意図的に利用している。

ニュースダイエット – ロルフ・ドベリ

本当は私たちにとって重要なのは、「どぎついニュース」ではありません。

 

むしろ…

抽象的で、曖昧で、複雑で、多重構造になっていて、展開がゆっくりしていて、自分なりに解釈を加えなくてはならない情報の中に

私たちの生活に関連のある情報や、

世界を理解するために必要な情報がある、

と作者は語っています。

例えば、

 

税務署の職員が不正を働き、市に巨大な損失をもたらしたとします。

すると、メディアはその職員のもとに殺到するんです。

 

彼の素性や私生活を報道し、どんな育ち方をしたのか?

何が彼を不正に駆り立てたのか?

上司や同僚との関係はどうだったのか?

でも、本当に重要なのはこの職員に注目することではありません。

 

この事件で大事なのは2点。

1. 税務署の体質

2. リスクマネジメント

そこを見直さなければ、不正を働く者は後を絶たないはずです。

 

不正を働く職員の経歴はまったくどうでもいいことだ、と作者は言っています。

同じように私たちが重要度の評価を間違えていることは、その他にもたくさんあります。

日本のテレビを見ていると、芸能人の不倫は過大評価されて、プラスチックのゴミ問題は過小評価されていると感じます😅

じゃあ、私たちはどうすればいい?

News
Photo by Obi Onyeador on Unsplash

ニュースを見ると、誤ったリスクマップが頭の中でできてしまう。

 

じゃあ私たちはどうしたらいいのでしょうか?

って思いますよね。

 

 
ですが、作者はこう主張しています。

 

リスクを誤って評価しないためには、

ニュースダイエットをするしかないのだそうです。

 

私がニュースはヤバい!と思ったきっかけ

私はもともとニュースは読まないようにしていましたが、
と感じた出来事がありました。

それは、アメリカでアジア人差別がニュースで報道されてたとき。

 

 

日本でもそのニュースは報道され、話題になりました。

そのニュースを目にした人の中には、

アメリカ = アジア人は差別されてしまうので危険

というリスクマップが出来上がってしまったのでしょう。

日本にいる友達たちは私をとても心配してくれました。

 

アメリカに住んでいる義理の母まで、私を心配してくれました。

でも実際にアメリカに16年間ほど住んでいる私の体験としては…

差別されることはほぼ皆無!!!

 

 

「中国人」とからかわれて差別されたのは16年間でたった1回だけ。

 

日数にすると、差別されたのは5840日の中の1日だけなんです。

アメリカ人はアジア人の私にとても優しいのです。

 

もちろんアジア人だからと差別された人がいるのは事実です。

でも、その人たちはアメリカに住むアジア人の中でかなり少数です。

でもニュースを見ていると、

 

アメリカに行ったらアジア人は差別される!

という偏った知識が頭に入ってしまうんです。

さらに、

アメリカに行きたかった人が、アジア人差別を心配してアメリカ行きを辞めたらどうでしょうか?

 

 

本当はアメリカ人は優しい人が大半なのに…良い経験ができなくてもったいない!

ニュースでとても偏った、間違った知識を仕入れて、誤ったリスクマップが完成してしまう。

そして、間違った決断をしてしまう。


できれば避けたいですよね〜😅

私はインドの怖いニュースをたくさん見ていた時期があったので、今では

インド=行くと危ない

というリスクマップができあがってしまいました😢


でもインドに住んでいる人からしたら、

ちゃんと危ない地域を避ければインドは安全だよ〜

インド人は優しいよ〜

と言うはずです。


世界を正しく認識したいなら、

ニュース・ダイエットの作者が言うように統計を参考にしたほうがいいですね!

終わりに

私はコロナも感染者数ではなくて、人口に対する割合を見たほうが状況を正しく認識できると思っています。

 

このウェブサイトによる日本のコロナの年代別の死亡率がこちら

10代〜30代 0%

40代 0.1%

50代 0.3%

60代 1.4%

70代 4.5%

80代以上 12.3%

みなさんはこの数字を見てどう思いましたか?

誤ったリスクマップではなく、 正確なリスクマップをもとに私たちの人生の決断をしていけたらいいですね👍

読んでくれてありがとう!

 

みなさんが今日も笑顔で幸せに過ごせますように✨

Photo by Becca Tapert on Unsplash
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